My favorite Films
個人的に好きなシーンなどを気ままにならべてあります。
私は一度観ただけで内容を把握できない事がとても多い(!!)のでこちらに
載せてある映画はくり返し観ているものばかりです。(でもまだわかってないかも・・・!?)とりあえず、内容にはあまり触れないようにしてあります。

恋の風景/The Floating Landscape<2003>
監督/キャロル・ライ  香港=中国=日本=フランス合作
出演/カリーナ・ラム、リィウ・イェ、イーキン・チェン 他
 ドイツ租界時代の名残りが色濃くヨーロッパを思わせる風景の中国山東省、青島。
亡くした彼が描いた風景を探すために、香港から想い出だけを抱いて彼女は日々歩き
回る。ストーリーは純愛、これだけです。でもそのひとつひとつのシーンやカットは
とても丁寧で美しく、絵画を見ているようでもあります。台湾の絵本作家、幾米(ジ
ミ−)さんのイラストもアニメーションではこれが初公開。日本でも、もっともっと
有名になるべき作家さんです。ロマンティック&アート。カリーナの憂いの表情も◎
ベルヴィル・ランデブー/LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE<2002>
監督/シルヴァン・ショメ
フランス=カナダ=ベルギー/80分
 フランスのアニメでは人物や動物を極端にデフォルメして描く事が多いそうです。
とんでもなくシュールだし、なんだかグロいんだけど愛らしいというか何と言うか。
不思議に惹き付けられてしまいました。キャラクターの持つ雰囲気とか音楽とか、
独特の世界観は好き嫌いがはっきり別れちゃうと思うけど、好きな人はどっぷり
浸っちゃってください。サントラも買っちゃいました。ついでににジャンゴライン
ハルトのCDまで。。。ジャンゴもキャラで出てますよ、ちょろっと。
たそがれ清兵衛/<2002>
監督/山田洋次
出演/真田広之、宮沢りえ、田中泯、小林稔侍、他
 「寅さん」のイメージがしっかり根付いている山田洋次監督ですが、この映画で
初めての時代劇です。当時の人々の生活や風土が実に山田洋次ワールド的に溌溂と
描かれていて惹き付けられました。
最初に観てしばらくは、清兵衛の訛りがおもし
ろくてみんな真似してたよ。ほのぼのとした風景や人物に対して、人を斬らなけれ
ばならない緊張感も溢れ、めりはり抜群です。しぇば、本日はこれにて。
リトル・二ッキー/Little Nicky<2000>
監督/スティーヴン・ブリル
出演/アダム・サンドラー、ハーヴェイ・カイテル、パトリシア・アークエット他
 おバカ映画は好きですか?な〜んにも考えたくない日曜日なんかに、こんなの
どう?出演者がハーヴェイ カイテル、クエンティン タランティーノって聞いたら
ん?レザボアドッグス?とか思っちゃうよね。でもこの映画は真面目なところは
微塵もないのよ、しかもオジー・オズボーンまで出てる!本物だ。オジー、何考
えてんだろ。ちなみに、絶対日本語吹き替えで見てね。吹き替えってなんだか
バカにされがちだけど、コメディには欠かせない技術だと思うんだよねー。
アイアン・ジャイアント/THE IRON GIANT<1999>
監督/ブラッド・バード
出演(声)/ジェ二ファー・アニストン、ハリー・コニックJr.
、ビン・ディーゼル他
 私が持っているDVDの中でも数少ないアニメーションものです。なぜって日本
のアニメーションDVDは高いから。まじホントちょー高い
から気軽に買えない。
アメリカのアニメと言えば、ディズ二ーが世界的に有名だけど、この作品の監督
もディズニースタジオ出身。巨大ロボットと人間の少年との出逢いと友情を描い
た感動作です。←ベタベタ?大人も子供も一緒に楽しもう!←こっちもベタベタ
だね〜(笑)人間の動かし方
とか、色使いとか、結構見ていて面白いです。
ドライビング・ミス・デイジー/DRIVING MISS DAISY<1989>
監督/ブルース・ベレスフォード
出演/ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド 他
 ほのぼのとしたヒューマンドラマ。おじいさんとおばあさんの静かな友情が描
かれています。モーガンフリーマン演じる運転手ホークはキャラが最高です。
年齢を重ねて頑固になっていくデイジーに対し、どんな時にも自然で強がらず、
素直なホーク。二人のやりとりが面白かったり可愛かったり、淡々としたお話と
思われがちな題材だけど、内容が豊かなので逆にじ〜っくり見ちゃいますよ。
ローマの休日/Roman Holiday<1953>
監督/ウィリアム・ワイラー
出演/オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート 他
 待ちに待った『ローマの休日』初DVD化です。あまりに名作でこのタイトル名
を耳にした事のない人はあまりいないでしょ?でもまだ観た事ないって人は意外
と多いみたいでした。LDとDVD、両方再生して比べてみたのですが、デジタル
ニューマスター盤は驚くほどクリアーな画像でした。見えてなかったものが見え
るよ。池田昌子さんの吹き替えもとってもキュート。なんと言ってもオードリー
の魅力満載なので一度は観てみて!ちぇきら★
アウトサイダー/THE OUTSIDERS<1983>
監督/フランシス・フォード・コッポラ
出演/C・トーマス・ハウエル、マット・ディロン、ラルフ・マッチオ 他
 何と言っても出演者の豪華っぷりがすごいです。当時YAスターと言われた彼等
ですが、今もなおハリウッド映画界では大活躍のみなさんですよね。上記3人の
他にも、トム・クル−ズ、パトリック・スウェイジ、ロブ・ロウなどなど。思春
期の女の子がこの映画にとびついたわけだ(笑)ウエストサイドストーリーみた
いなお話だけど、若さゆえに怒りを押さえられなかったり、無性に切なかったり
する彼等を見てると、ぐっと来るものがあります。スティービーの歌もGood!!
パルプ・フィクション/Pulp Fiction<1994>
監督/クエンティン・タランティーノ 
出演/ジョン・トタボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン 他
 よく出来てるのよねえ。この映画。ただの「クールなギャング映画」じゃなく
て、ユーモアたっぷりにキャラクターを描いてます!!もちろん、かっこいい。
ひとりひとりが主人公でその全部の人生を味わえます。ハードな人生だよ。
インテリアもグ−。レストランのシートやシュガーポット、部屋に何気なくある
スツール、冷蔵庫、ソファカバーも懐かしアメリカン爆発!チープな感じがいい
ね。日本で買うと高いけど・・・。
ギルバ−ト・グレイプ/GILBERT GRAPE<1993>
監督/ラッセ・ハルストレム 
出演/ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス
 家庭に様々な問題を抱えたギルバートの青春の物語。レオナルド・ディカプリ
オの演技ばかりが目立ってしまうこの作品ですが(キュートすぎるのかな?)
ジョニー・デップの地味に葛藤する姿が、見れば見るほど際立ってきます。この
対比がいいんでしょうね!きっと。でも私はジュリエット・ルイスの眉毛の形も
気になってるのですが・・・。本編とは何の関係もないです。
マイケル/MICHEL<1996>
監督/ノーラ・エフロン 
出演/ジョン・トラボルタ、アンディ・マクドウェル、ウィリアム・ハート 他
 「ユーガット・メール」でお馴染みのノーラ・エフロン監督ですが、こちら
もキュートなロマンチックコメディ。普段はあまりロマンチック系な作品には
手をつけないのですが・・・。なんだかトラボルタの一時期のあの太りっぷり
見たさに再生してしまうんですよね。良いキャラだなあ。トラボルタ。いろん
な映画でダンスシーンを披露してますが、やっぱりまだ「サタデーナイト〜」
なイメージが抜けきれないのかなあ。
でも、逆手取って楽しんじゃってる風だよね。
セブン/seven<1995>
監督/デビッド・フィンチャー 
出演/ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシー 他
 オ−プニング・クレジットからかなり衝撃的。もう、「やられた」って感じ
です。舞台になっているのは治安の悪い都会の街。いつも雨が降っていて、
それがそこに住む人々の心の中を表しているようにも感じます。現実に起こり
うる具体的で最強の恐怖です。カメラアングルや照明効果もたくさんの
工夫が凝らされていて、監督のこだわりというか趣味というか、個性がたっぷ
り!期待を裏切らずやっぱり張り込み刑事は車の中でコーヒー飲んでるよ。
家庭/Domicile conjugal<1970>
監督/フランソワ・トリュフォー 
出演/ジャン=ピエール・レオー、クロード・ジャド、松本弘子 他
 『大人は判ってくれない』(1959)から20年にわたりトリュフォ−監督が自伝的シリーズとして撮り続けた「ドワネルもの」と呼ばれる作品の一つ。
主人公の家庭生活を軽やかでユーモラスに描いています。
日本人女性キョ−コとドワネル(ジャン=ピエール・レオー)とのやりとりはかなり苦笑。ヨーロッパの人から見ると日本人ってこんな風なんだあ。そんでやっぱり欧米人には弱いんだよねえ。30年経っても変わってなぁい!
ナビィの恋ーNabbie's Loveー<1999>
原案・脚本/中江裕司・中江素子 撮影監督/高間賢治
出演/西田尚美、平良とみ、村上淳、登川誠仁 他 音楽/マイケル・ナイマン
 平良とみさんは今や沖縄のおばぁ代表です。あんなおばぁがうちにもいたらなあ。と思う沖縄人はあまりいないかも知れません。それはもうすでにあんなおばぁが家にいる可能性がとても高いからです。(彼女程チャーミングかどうかは別として・・・)私はこの映画を那覇市の映画館で観たのですが、明らかにいつもより平均年齢が倍以上に高い館内は異様な盛り上がりでした。劇中の三線音楽と共に歌い、大いに笑い、私は映画を観に行ったんだか、おばぁ観に行ったんだか・・・。
センターステージ/CENTER STAGE<2000>
監督/ニコラス・ハイトナー
出演/アマンダ・シュール、イーサン・スティーフェル 他
 ABT(アメリカン・バレエ・シアター)のトップスター、イーサン・スティーフェル、同じくABTのソリスト、サシャ・ラデッキ−のダンスがたっぷり見られます。有名バレエ団の日本公演はチケットが高くてなかなか行く機会に恵まれない私はこれ見てやる気を貯えています(!?)バレエでは演技力もたいへん重要な技術ですが、ステージではほとんど台詞を喋る事のないダンサー達のの台詞付き演技も見ていて楽しかった。出演者がみんな楽しんでる感じでした。
シャイニング/The Shining <1980>
監督/スタンリ−・キューブリック
出演/ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバール 他
 言わずと知れたキューブリック監督の名作ですが、何と言ってもシェリー・デュバール扮するウェンディーの半狂乱っぷりが見ものです。すんごい良い顔してます。舞台になっているのは真冬のホテル。家具好きな方は椅子やランプやラグを見ているだけでも充分楽しめるはず。本当に素敵ですよ!
DVD は119分バ−ジョンと143分バ−ジョンあり。後者のほうがストーリーが掴みやすいかも。前者は絵がきれいです。どっちをとる?